■点字民報 2025年7月号 通巻709号

・目次と主な記事をお知らせします。

●目次

  • 全視協第37回東京大会に230余人 60周年記念大阪大会へ新たな飛躍を
  • 大会オプショナルツアー 「笑って、歌って、触れて、楽しむ」
  • お知らせ 視覚障害者9条の集いゲストは青木理さん
  • 報告 「いのちのとりで裁判」が最高裁で勝訴判決
  • 報告 天海裁判、最高裁で口頭弁論  上村宏則(かみむら ひろのり 千葉県)
  • お知らせ ふれあい案内
  • 地域からのお便り 京都障害者・患者・家族9条&25条の会  藤原 美恵子(ふじわら みえこ 京都府)
  • 連載 点字200年に思う② 点字のカルテ  村上 直人(むらかみ なおと 岩手県)
  • 全視協事務局コーナー
  • 1 原水禁大会代表決まる
  • 2 その他の活動記録
  • 全国と地域の主な予定

(目次、終わり)

●主な記事

全視協第37回東京大会に230余人 60周年記念大阪大会へ新たな飛躍を

6月6日から3日間の日程で、全国障害者総合福祉センター「戸山サンライズ」を主会場に、「全視協第37回東京大会」が開催されました。

大会は、コロナ禍前の形に戻り、6日午後から7日午前中にかけては、第16回(定時)社員総会を、7日午後から8日午後にかけては、第17回全国視覚障害者活動交流集会を行いました。

社員総会では、山城完治代表理事は最初にこの2年間に亡くなられた全国の会員さんに対し黙祷を捧げ、続いて、「高齢化による会員減少が続いているが、粘り強い運動で貴重な成果を上げている」と語りました。総会では、多数の代議員から積極的な発言が続き、地域での活動の様子が紹介されました。そして、今後2年間に全社員が一丸となって取り組む3つの重点課題 - ①駅の無人化対策、②災害対策、③平和と人権・民主主義を守るを決議しました。

視覚障害者活動交流集会では、開幕を飾って全盲で津軽三味線奏者の踊正太郎さんのミニコンサートが行われ力強くも澄み切った音色に魅了されました。

活動交流の中心である分科会は、「学ぶ分科会」と「語り合う分科会」それぞれ7つが行われ、あはき・まちづくり・災害対策・平和・デジタル化問題・65歳問題などに分かれ、学習を深め経験を大いに語り合いました。

夜の懇親会「東京大会の夕べ」では、1つの部屋に入りきれず、主会場と2つの部屋をスピーカーでつなぎ行われました。東京の杉田直枝さん(92)の元気な乾杯の音頭で始まり、86歳の藤野高明さん(大阪府)と84歳の松田近子さん(高知県)が挨拶を行いました。歓談中は、アコーディオン・ピアノ・歌・ジャズ演奏などが続き和やかな時間が流れました。

8日午後の閉会全体会では、経済評論家の荻原博子さんが記念講演を行いました。「今、電話やインターネット・訪問などで私たちに近づいてくる不動産投資や株式投資等々による詐欺被害がとても増えており、注意してほしい。今ある借金をまず返済し、老後に必要なお金を用意していこう。」と話されました。

次に「大会宣言」の採択が行われた後、長きにわたり理事を務めてきた田中章治さんと、依田澄子さんの退任の挨拶がありました。

最後に、滝修実行委員長から2年後全視協結成60周年記念大会を開催する大阪の不動久雄(ふどう ひさお)会長にバトンが渡され、参加者全員で「ヒロシマの有る国で」を合唱しフィナーレとなりました。

(この稿、終わり)

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