◎全日本視覚障害者協議会(全視協)
・2026年3月2日 更新

■抗議声明 アメリカとイスラエルにイラン攻撃の即時中止を求めます。
2月28日、アメリカはイスラエルとともにイランに対し大規模な先制攻撃をおこない、イラン最高指導者のハメネイ師を殺害しました。しかも、トランプ米大統領はイランの体制転覆を公然と呼びかけています。これは、国連憲章と国際法をじゅうりんする、主権国家に対する蛮行であり断固糾弾します。
国際的な紛争の解決は平和的手段によることが国連憲章の原則です。イランは核不拡散条約(NPT)の締約国であり、同国の核開発問題は外交交渉で解決されるべきです。交渉の最中の先制攻撃は許されません。イランの原子力施設の査察や交渉も昨年6月のイスラエルとアメリカの一方的な攻撃で中断されていました。
アメリカとイスラエルによる先制攻撃はいかなる言い訳もできない重大な無法行為です。トランプ政権に対し、直ちにイランに対する一切の武力攻撃を即時中止するとともに、交渉による解決に立ち戻るよう強く要求します。
高市早苗首相は、アメリカとイスラエルによるイランに対する明白な国連憲章・国際法違反の攻撃について一言も批判できないでいます。それどころか、アメリカとイスラエルが国連憲章に基づいて行動しているなどと「弁護」するかのような発言すらしています。
私たち全視協は、視覚障害者の生活と権利を守り高め、差別のない平和で民主的な社会を建設することを目的としています。子どもや障害者など、災害や戦争の際に避難や情報取得が困難な人々は、より深刻な被害を受けやすい状況に置かれます。戦争は障害者をつくりだす最悪の暴力です。私たちは、いかなる理由であっても軍事力によって問題を解決しようとする動きに反対します。唯一の戦争被爆国であり、憲法9条を持つ国の政府として、対米追随の態度を即刻改め、イラン攻撃を即刻中止し、交渉による解決をするよう強く求めてください。
2026年3月6日 一般社団法人 全日本視覚障害者協議会
■点字民報 2026年3月号 通巻717号
・目次と主な記事をお知らせします。
●目次
- 私の困った、私の要求㉕ 豪雪とのたたかい 吉田 浩(新潟県)
- 会員紹介 鈴木 久子さん(茨城県)
- 投稿 総選挙結果をどう受け止めたか 不破 伸一(石川県)
- お知らせ 女性部福岡大会 全視協女性部副部長 濱田 登美
- お知らせ 病マ連例会「26年度厚労省要求検討会」
- 報告 手をつなごう集会 上村 宏則(千葉県)
- 報告 全視協テーマ別オンライン集会「視覚障害と難聴」 岡 真澄(埼玉県)
- 報告 全視協全国委員会 事務局長 藤野 喜子
- 投稿 のんびり、ぬくぬく短歌 上林 洋子(新潟県)
- 連載 点字200年に思う⑩ 最終回 指も頭も心も 濱田 登美(神奈川県)
- 全視協事務局コーナー
- 1 署名のお願い
- 2 その他の活動記録
- 3 頒布会
- 全国と地域の主な予定
(目次、終わり)
主な記事
報告 手をつなごう集会 上村宏則(千葉県)
2月16日に「手をつなごう全ての視覚障害者全国集会」統一要請行動が行われました。今回の参加は42人でした。
午前中は、厚生労働省のロビーに集まった後、3つの班に分かれて要請行動を行いました。A班の国土交通省では鉄道に関して、駅員の確保、ホームドアの整備、エスカレーターの音声案内などを求めました。B班の参政権のマスコミとの懇談では、点字毎日と日本文化チャンネルに対し、急な解散で短期間の総選挙だったことから生じる実態を伝えました。C班の厚生労働省では、同行援護や家事援助などのヘルパー問題を中心に要請しました。
午後の全体会では、「天海訴訟 これまでこれから たたかいの意義」と題して天海訴訟弁護団の坂本千花弁護士の講演がありました。要介護認定を受けない障害者に対して福祉サービスを打ち切った千葉市の判断が社会通念に照らして妥当性を欠くかどうかが差し戻し審の争点であり、この不当性を伝えていくのが天海訴訟の意義だと強調しました。
講演後は、午前中の要請行動の内容を各班から報告し、15時30に閉会しました。
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●点字民報 バックナンバー
- 点字民報 2025年7月号 通巻709号
- 点字民報 2025年8月号 通巻710号
- 点字民報 2025年9月号 通巻711号
- 点字民報 2025年10月号 通巻712号
- 点字民報 2025年11月号 通巻713号
- 点字民報 2025年12月号 通巻714号
- 点字民報 2026年1月号 通巻715号
- 点字民報 2026年2月号 通巻716号
■全視協第37回東京大会宣言
私たちは今日から2年後の大阪大会に向けて「人権・平和・共同」をスローガンに歩みます。とりわけ重点要求として「駅の無人化対策」「災害対策」「平和と人権 民主主義を守る」運動に、地域の運動体と視覚障害者が連携することで、全国と地域が一丸となって取り組むことを主眼とします。
2年後に結成60年を迎える全視協にも高齢化の問題があります。これを直視し、会員、社員、役員が連携を強め、課題に向き合っていきます。そしてボランティアや他団体、行政にも訴えていきます。私たちの歩みが社会の課題であることを啓発しながら運動を進めましょう。
