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◎全日本視覚障害者協議会(全視協)

全視協東京大会

・2026年1月10日 更新

■点字民報 2026年1月号 通巻715号

・目次と主な記事をお知らせします。

●目次

  • 9回目の年男  村田 陽太郎(神奈川県)
  • 私の困った、私の要求㉓ 置き配が別の住居に迷い込んだ  松田 始(福島県)
  • 新入会員 伊原 一美さん(福岡県)
  • お知らせ 番号案内(104番)に関する重要なお知らせ
  • 報告 オンライン交流会「私の趣味」  岡 真澄(埼玉県)
    地域からのお便り 千葉視生会結成45周年記念行事  上村 宏則(千葉県)
  • 地域からのお便り 点字考案200年に因み学習会  宇仁菅 一郎(兵庫県)
  • 投稿 弱視にも1人1人に寄り添った教育を  阿部 大和(新潟県)
  • 連載 点字200年に思う⑧ 視覚障害者の人権としての点字  田中 章治(埼玉県)
  • 全視協事務局コーナー
  •  1 全国委員会会場変更
  •  2 事務所のエレベーター
  •  3 その他の活動記録
  •  4 頒布会
  • 全国と地域の主な予定

(目次、終わり)

主な記事

連載 点字200年に思う⑧ 視覚障害者の人権としての点字

田中 章治(埼玉県)

私は、東京都が全国に先駆けて実施した地方公務員の点字試験の合格者の2人のうちの1人です。この試験は、1974年度東京都一般職員採用試験の1類のうち、職種「福祉指導」で行われました。私たちは運よくこの試験に合格し、私は東京都立中央図書館に配属され、以来35年間、主に視覚障害者サービスを担当してきました。

これより2年前、私は大学を卒業したものの、就職先が決まらず悩んでいました。当時は美濃部革新都政下でしたが、都の公務員試験で点字受験は認められていませんでした。理由としては、前例がない、都の職員採用の内規で視力0.6以上となっている、たとえ合格しても差し当たって働く職場がない、というものでした。私は、盲大学生の仲間たちと一緒に都の人事委員会に要請書を出したりしましたが、なかなからちがあきませんでした。それから2年後、国立函館視力障害センターで働いていた私のもとに「東京都が全国初の点字試験を実施する!」の朗報がもたらされました。今でも私はあの時の感動と興奮をはっきり覚えています。

約半世紀後の25年12月15日、私は全視協の一員として総務省が入る中央合同庁舎5号館6階の会議室にいました。当日は「視覚障害者の参政権保障を求める要望書」を提出し、45分間懇談しました。今回の要望書には点字による在宅郵便投票制度の復活、自宅から投票所まで案内するヘルパー制度の創設、最高裁裁判官国民審査の点字による投票方法の改善などの項目が含まれていました。これらの要望に対する総務省側の回答は、押しなべて見るべきものはありませんでした。

ところで、総務省(旧自治省、戦前は旧内務省)は、一貫して国民の参政権を保障していこうとする立場にはありません。しかしながら、このような状況の下、視覚障害者の先人たちの並々ならぬ努力によって、1925年の国政選挙における点字投票の実現、69年4月の閣議で地方自治法の一部改正の政令が交付され、直接請求に点字の署名が認められるようになりました。

このように参政権保障の課題解決の道は大変険しいものがあります。そして、権力と最も鋭く切り結ぶ場面でもあります。参政権保障における「点字」の役割を重視し、今後も一緒に取り組んでいきましょう。

(この稿、終わり)

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●点字民報 バックナンバー

■全視協第37回東京大会宣言

私たちは今日から2年後の大阪大会に向けて「人権・平和・共同」をスローガンに歩みます。とりわけ重点要求として「駅の無人化対策」「災害対策」「平和と人権 民主主義を守る」運動に、地域の運動体と視覚障害者が連携することで、全国と地域が一丸となって取り組むことを主眼とします。

2年後に結成60年を迎える全視協にも高齢化の問題があります。これを直視し、会員、社員、役員が連携を強め、課題に向き合っていきます。そしてボランティアや他団体、行政にも訴えていきます。私たちの歩みが社会の課題であることを啓発しながら運動を進めましょう。

続きをお読みください。(全視協 第37回東京大会宣言)


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